
伊豆の国市では、暮らしの中から出るごみの正しい分別と処理が、地域の美しい環境を守るためにとても大切です。中でも「発泡スチロール」は、食品トレイや家電製品の梱包材、保冷箱など、さまざまな場面で使われているため、家庭ごみとしても事業所からも多く排出される素材です。しかし、発泡スチロールは種類や排出元によって、分別や処理方法が大きく異なります。間違った捨て方をすると、リサイクルの妨げになったり、地域のごみステーションに迷惑がかかったりすることもあります。このページでは、伊豆の国市における発泡スチロールの正しい捨て方を、家庭用と事業用に分けて、わかりやすく丁寧に解説します。ご自身やご家族、事業所でのごみ処理にぜひお役立てください。
※実は発泡スチロールの捨て方は全国で違います⇒地域によって違う発泡スチロールの捨て方のルール
そもそも発泡スチロールとは?
発泡スチロールとは、ポリスチレンというプラスチック樹脂を発泡させた、軽くてクッション性の高い素材です。
魚や野菜の梱包箱、家電製品の緩衝材、食品トレイなど、私たちの生活のあらゆる場面で使われています。
しかしその分、正しい分別・処分が求められ、特に地域や用途によってルールが異なるため注意が必要です。
【家庭ごみ】伊豆の国市では発泡スチロールは何ゴミ?
伊豆の国市のごみ分別ルールによると、家庭から出る発泡スチロールは、以下のように扱われます。
◎発泡スチロール製食品トレイ・緩衝材などは?
➡ 「プラスチック製容器包装ごみ」に分類されます。
【具体例】
- スーパーやお弁当の発泡トレイ
- 家電や日用品の梱包材(白い発泡スチロール)
- 食品の仕切りや保護用の発泡材
こうしたものは、リサイクル可能な資源として回収されます。
◎出し方のポイント
- 伊豆の国市指定の「白色半透明のプラスチックごみ袋」を使用
- 内容物は必ず洗ってから乾かして入れる
- 指定された「プラスチック製容器包装ごみの日」に集積所へ出す
※ 発泡スチロールが汚れている場合や、油が付着している場合は、一般ごみに分別されるケースもありますのでご注意ください。
◎発泡スチロールの箱(大型)はどうする?
家庭用の発泡スチロール箱(魚箱・保冷箱など)は、形状や大きさにより判断が分かれるため、事前に伊豆の国市の「ごみ分別検索」または市役所に確認することをおすすめします。
【事業系ごみ】法人・事業所から出る発泡スチロールはどう処分する?
事業活動(店舗、工場、事務所など)から出る発泡スチロールは、原則として事業系ごみとして扱われ、以下のようなルールがあります。
◎基本は「産業廃棄物」
事業所から出る発泡スチロールの多くは「廃プラスチック類」として産業廃棄物に分類されます。
そのため、市の通常のごみ収集には出せず、必ず専門の処理業者を通じて適正に処分する必要があります。
※事務所・店舗から出る発泡スチロールを当社が回収し、溶解して再利用する事業やってます!
詳細はこちら⇒発泡スチロール溶解事業
【法人向け】発泡スチロール廃棄の具体的な流れ
①廃棄物の種類を確認
→ 発泡スチロールは「廃プラスチック類(産業廃棄物)」に該当するケースが大半です。
②産業廃棄物収集運搬業者・処理業者を選定
→ 伊豆の国市または静岡県が許可した業者を利用してください。
③契約・見積もりを行う
→ 処分量や頻度に応じた適正価格を確認し、契約します。
④廃棄物の回収・処分
→ 業者が引き取り、リサイクルや適正処理が行われます。
【注意】違法な処分は罰則の対象に
事業系ごみを家庭ごみのように市の集積所に出す行為は違法です。
発覚した場合、廃棄物処理法違反となり、罰則や行政指導の対象となります。
環境保全の観点からも、必ず正規のルートで適正処理を行いましょう。
【法人向け】リサイクル処理の選択肢も
発泡スチロールは、リサイクル資源としての価値も高いため、以下のような処理方法もあります。
・溶解・圧縮して「インゴット化」し、再利用する
⇒当社も発泡スチロールの溶解事業を行っております。詳しくは発泡スチロール溶解事業をご覧ください。
・素材ごとに分別してリサイクル工場へ搬入する
特に、量が多い場合や環境意識の高い企業では、リサイクル型の処分を選ぶケースが増えています。
【まとめ】家庭と法人ではルールが異なります
区分 | 発泡スチロールの扱い | 処分方法 |
---|---|---|
家庭 | プラスチック製容器包装ごみ | 指定袋に入れ、決められた日に出す |
法人 | 産業廃棄物(廃プラスチック類) | 許可業者へ依頼し、適正に処分 |
【よくある質問】
Q. 小規模店舗ですが、市のごみ回収を利用できますか?
➡事業活動に伴うごみは、基本的に市の回収対象外です。産業廃棄物として処理してください。
Q. 家庭用と法人用の発泡スチロールは見た目で区別できますか?
➡見た目では判断できません。あくまで「発生した場所・用途」で区別されます。
Q.法人で信頼できる産廃業者の探し方は?
➡伊豆の国市や静岡県のホームページで「許可業者一覧」が公開されています。そこから選ぶのが安心です。
【最後に】わからない場合は市や専門業者へ相談を
ごみの処分ルールは地域や状況によって細かく異なります。
迷った際は、伊豆の国市の公式ホームページや、廃棄物処理業者へ気軽に相談しましょう。