発泡スチロールの圧縮beforeafter

発泡スチロールは軽量で保温性・衝撃吸収性に優れ、多くの物流・製造現場で活用されています。しかし、かさばるため処理コストが高く、一般的な廃棄では埋立や焼却処分となり、環境負荷の要因ともなっていました。
当社では、従来のゴミ収集運搬業のノウハウを活かし、新たに「発泡スチロールの溶解処理設備」を導入。回収した発泡スチロールを専用機で高温溶解し、体積を約1/50~1/90に圧縮。再生可能な原料(インゴット)としてリサイクル市場へと循環させる事業を開始しました。
かさばる発泡スチロールをスピーディかつ環境に優しく処理。
発泡スチロールの再資源化で、持続可能な未来の実現へ共に向かいましょう!


※発泡スチロールの捨て方をご紹介⇒【徹底解説】伊豆の国市における発泡スチロールの正しい捨て方
※発泡スチロールの再利用の世界をご紹介⇒発泡スチロールの再利用の最先端の世界!捨てる時代から、活かす時代へ

ただ捨てるだけとはいかない発泡スチロールの捨て方、こんなにも面倒だったとは…

改めて考えてみると、発泡スチロールの処分の手間って本当に面倒ではありませんか?。必要なんだけど捨てるとなると場所は取るし、細かくして袋に詰めるにもひと苦労。そもそも発泡スチロールって何ゴミかわからない。面倒だけど割って袋に入れても袋の中には空気の方が多くてとても不経済です。特に以下のような事業を運営されている方はお困りなのではないでしょうか?

●魚屋の場合:水気・ニオイ・かさばりの三重苦

海鮮の入った発泡スチロール

魚屋さんにとって発泡スチロールは、魚を守るためには欠かせない容器です。毎朝の市場や卸からの仕入れで、大小さまざまな発泡スチロール箱が店舗に届きます。しかし、その役割を終えた後、処分が非常に厄介な存在に変わります。
まず第一に、かさばる。中身が空でも体積は変わらず、大きな箱が何十個も積み上がってしまい、バックヤードはあっという間に埋まってしまいます。これだけで作業スペースの確保が困難になり、スタッフの動線にも支障が出ることもあります。
さらに、水分や魚のニオイが残ることが多く、時間が経つと悪臭が発生します。夏場にはコバエが湧いたり、店舗の衛生管理にも影響します。これらを一つひとつ洗ったり、袋にまとめたりするのは非常に手間と時間がかかる作業です。
また、自治体によっては発泡スチロールの収集日が限られていたり、事業系ゴミとして処理費用がかかったりします。そのため、回収日まで保管しなければならず、スペースと衛生の問題はさらに深刻に。処理の手間が本業の鮮魚販売に支障をきたすことさえあるのです。

●旅館・ホテルの場合:美観と効率を損なう“かさばりゴミ”

発泡スチロールの箱積み

旅館やホテルでは、日々の仕入れや取引業者からの納品で、発泡スチロール容器が頻繁に持ち込まれます。特に、魚介類・野菜・乳製品などの食材の納品では、鮮度保持のために使用されることが多く、箱は大きく・数も多くなりがちです。
問題は、これらの容器が使い終わった後です。一つひとつは軽いのに、積み重ねると驚くほどのスペースをとる。調理場やバックヤード、さらには施設のゴミ置き場までもが、空の発泡スチロールであふれかえってしまうというのはよくある光景です。
また、旅館やホテルでは「見えない部分の美しさ」「バックヤードの整理整頓」が、全体のサービス品質やお客様の満足度に大きく関わります。しかし、発泡スチロールの廃棄処理に時間がかかり、スタッフが本来やるべき仕事(客室清掃、料理準備、接客など)に支障が出ることも珍しくありません。さらに、潰しにくく運びにくいのも難点。段ボールのように平らにできず、ゴミ袋にも入りにくい。結局、ゴミとして出すまでの一時保管や仕分け作業が膨大な手間となります。


●電器屋の場合:緩衝材が山のように出る現実

電化製品の緩衝材

家電量販店や地域の電器屋さんでは、冷蔵庫・洗濯機・テレビなど、大型家電の納品があるたびに、発泡スチロールの緩衝材が大量に発生します。とくに展示品の入れ替えやシーズン商品の入荷時には、短期間で膨大なゴミが出ることになります。
この緩衝材、見た目は軽そうでも、問題はやはり「大きさ」と「量」。大型テレビ一台だけでも、発泡スチロールが両面・上下・裏面にぎっしり。それが何台も重なると、処分作業だけで数時間かかることもあります。
また、製品ごとに形状がバラバラで、重ねづらく・まとめづらい。袋詰めもできず、倉庫や通路に置きっぱなしになってしまい、動線の邪魔になったり、見た目が悪くなる要因になります。
「段ボールだけならまだいいけど、発泡スチロールが本当に厄介」という声は、家電小売の現場でよく聞かれる実情です。
そもそも飲食店・スーパー・魚屋さん・旅館・電器屋さんなどのお店や事業所から出る発泡スチロールは、家庭ゴミとは全く扱いが異なります。
その理由は、お店や事業所から出たものは「産業廃棄物(廃プラスチック類)」に該当するからです。
事業系ゴミのルールとして自治体の家庭ゴミ回収には出せません。違法行為となります。
※参考ぺージ⇒地域によって違う発泡スチロールの捨て方のルール

発泡スチロール処理の手間は「目に見えないコスト」

発泡スチロールの処分に関するこうした手間や管理工数は、一件ごとの仕事には直接現れない「隠れたコスト」です。しかしそれが毎日積み重なれば、人件費・作業効率・衛生維持の面で、確実に経営を圧迫していきます。

  • スタッフが本来の業務に集中できない
  • ゴミ置き場がすぐに満杯になる
  • 衛生環境や職場の見た目が悪化する
  • 保管・廃棄のためのスペースが無駄になる
  • 地域や行政のルールに合わせた仕分けが面倒

これらを一気に解消する手段として、「発泡スチロールの溶解回収・処理サービス」が注目されています。

「溶解処理」なら、すべて解決できます

弊社の発泡スチロール溶解処理では、回収から処理まで一貫対応。現場に訪問して引き取り、当社施設で高温で溶かし、わずか1/90まで圧縮。処理後は再生資源としてリサイクルされるため、環境負荷もゼロに近づけます。
「とにかく置き場所に困っている」
「回収日まで溜めたくない」
「スタッフの手を煩わせたくない」
そんな現場のお悩みに、即効性のある解決策をご提案します。


本事業に関するお客様側のメリット

<今までの発泡スチロールの処分>
①今までは発泡スチロールをゴミ袋に入れる必要があった。
②今までは発泡スチロールを小さく割る必要があった
③元々発泡スチロールゴミの引き取り手業者が少ない

  ↓ これが、

<1>発泡スチロールをゴミ袋に入れる必要無し!。そのまま引き取ります!
<2>ゴミ袋に入れる必要が無いので、発泡スチロールを割る手間から解放!
<3>発泡スチロールゴミの引き取り先のことを考える必要無し!
(業者自体も処理に困るので、発泡スチロールゴミを積極的に取りたくない背景がある場合あり)
<4>溶解して再利用できる状態にするので、地球に優しい!、御社もエコロジーの一員!

となります!
基本定期回収ルートで、回収に向かいますので、お客様側の手間はほとんどありません!
(定期ルート、スポット回収(連絡必須)) ※当社へ持ち込みは不可


発泡スチロール溶解⇒インゴットまでの流れ

発泡スチロール溶解機

1.発泡スチロールを圧縮する機械を「発泡スチロール減容機」と言います。


発泡スチロール溶解の流れ2

2.適当なサイズの発泡スチロールを投入口に入れます。


発泡スチロール溶解の流れ3

3.発泡スチロールを圧縮しやすくするために均一に細かく砕きます。


発泡スチロール溶解の流れ4

4.細かく砕いた発泡スチロールを電熱ヒーターで溶かして空気を取り除きます。体積を約1/50~1/90に圧縮します。


発泡スチロール溶解の流れ5

5.減容された発泡スチロールは板状にされた後、一定の長さで裁断され排出されます。


発泡スチロール溶解の流れ6

6.最終的には右のような塊になります。冷却・固形化するとインゴットと呼ばれます。
この状態になればリサイクルが可能になります。


当社のサービスの特徴・強み

●現地回収も対応可能(法人・施設対応)

自社保有のトラック
定期ルートで回収に伺います!

発泡スチロールは軽量だがかさばるため、処理拠点への持ち込みが困難なケースが多くあります。とくに、魚屋さんや旅館、電器屋さんなどは日々の業務が忙しく、自分たちで処分場に持って行く時間や車両がないという現場も多いのが実情です。
そこで当社では、法人・施設向けに現地への定期回収サービスを提供しています。

  • ご希望のスケジュールに合わせて巡回回収
  • 保管スペースや排出量に応じた柔軟対応(小ロットOK)
  • 回収スタッフが積み込みまで対応するため、排出者側の負担は最小限

これにより、お客様の業務の手を止めずに廃棄処理が完了し、バックヤードや倉庫のスペース確保にもつながります。

●圧倒的な体積削減効果(1/50~1/90)で保管・運搬コストを削減

再生発泡スチロール

発泡スチロールは95%以上が空気で構成されており、体積は大きいのに質量は非常に軽いという特徴を持ちます。そのため、通常の廃棄物と同じように収集・処分をすると、運搬効率が非常に悪く、無駄な回数や保管スペースが必要になるという非効率な状態が生まれます。
当社の溶解処理では、専用機械により高温で発泡スチロールを溶かして液状にし、冷却・固形化(インゴット化)することで、体積を約(1/50~1/90)にまで縮小させることが可能です。
この圧縮処理により、

  • ゴミ保管場所がスッキリ
  • 運搬車両の積載効率が向上
  • 処理費・運送費の削減

といった非常に実利的な効果が得られます。

●自社一貫処理によるスピード対応と安心価格

当社では、発泡スチロールの回収→溶解処理→圧縮成形→再資源化までのすべての工程を、中間業者を挟まず自社で一貫して行っています。
この一貫体制により、

  • 中間マージンが発生せずコストを抑えた価格設定が可能
  • 処理工程が明確でスピード対応・急な依頼にも柔軟対応
  • 顧客からの問い合わせにも即応できる体制

など、「安く・早く・安心」なサービス提供が実現できます。
特に、繁忙期や急な大量排出などの場面でも、「すぐ動ける」「任せて安心」という信頼が、お客様から高く評価されています。

◎発泡スチロールの単価:1㎥辺り1,500円(空隙あり)+運搬費〜

●産業廃棄物処理業の許可保有、法令順守・適正処理を徹底

発泡スチロールは、事業所から出る場合には産業廃棄物(廃プラスチック類)として扱われます。法律上、適切な許可を持つ業者でなければ収集・処分ができず、無許可業者への委託や不適切な処理は排出事業者責任(罰則)の対象となります。

当社は、

  • 産業廃棄物収集運搬業・処分業の許可を正式に取得済み
  • 処理ごとのマニフェスト対応・記録管理も万全
  • 処理証明書や報告書の発行にも対応

といった体制により、法令遵守と透明性ある業務を徹底しています。
これにより、企業・事業所様は安心して廃棄委託ができ、コンプライアンス面のリスクも最小化できます。

●資源循環型社会の形成に貢献

資源循環のイラスト

発泡スチロールをただのゴミとして焼却するのではなく、資源として「次に生かす」サイクルを構築することは、今後の社会全体に求められる姿勢です。
当社が行う溶解・圧縮処理の結果得られる「インゴット(再生原料)」は、再びプラスチック製品や建材の原料として再利用されます。これにより、

  • 資源の再利用による新規プラスチック製造の削減
  • 焼却によるCO₂排出の抑制
  • 限りある資源の有効活用

という形で、循環型社会・低炭素社会の構築に貢献しています。
特に、SDGsに取り組む企業や環境CSRに注力する事業者にとっては、「見えるエコ活動」として社内外への発信価値も高まります。

発泡スチロール溶解事業対応までの流れ

  1. お問い合わせ・お見積り依頼(Web/電話)
  2. 現地調査・数量確認(必要に応じて)
  3. 回収・運搬(日時調整)
  4. 当社施設にて溶解処理・圧縮形成
  5. 処理証明書の発行(ご希望の場合)

経営効率だけではなく、地球の環境のためにぜひ発泡スチロール溶解サービスをご検討下さい

ただゴミを捨てればいい、発泡スチロールを処分すればいいという時代ではなくなりました。
今、企業に求められているのは「ただの廃棄」ではなく、未来を見据えた持続可能な選択です。
発泡スチロールの処理ひとつ取っても、それは企業の責任ある姿勢として、SDGsや環境配慮の面で重要な意味を持ちます。
経営効率の向上はもちろんのこと、地球の環境を守る一歩として——今こそ、発泡スチロール溶解サービスの導入をご検討ください。
ご相談やお見積は無料です。
お気軽にお問い合わせくださいませ。


長岡環境サービスのお問い合わせTEL.0559486985